《人種の創生》(読み)じんしゅのそうせい

世界大百科事典(旧版)内の《人種の創生》の言及

【ブラック・シネマ】より

…映画史を飾るD.W.グリフィス監督の《国民の創生》(1915)でも黒塗りの白人が黒人を演じているが,この作品は映画の芸術的手法を確立すると同時に人種差別を最初に主張・宣伝した作品として批判されることになった。とくに黒人の反発は根強く,黒人教育家ブッカー・T.ワシントンの秘書であったエメット・J.スコットが1916年に設立した〈リンカン・モーション・ピクチャー・カンパニー〉は,シカゴで12巻,3時間の大作《リンカンの夢》を製作し,18年に《人種の創生》と改題して公開した。白人の社会で差別された黒人は,黒人の社会で黒人だけの娯楽場や映画館をもつ必要にせまられ,そのため1914年ころから黒人の手で黒人のための映画がハリウッドの外でつくられつづけた。…

※「《人種の創生》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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