世界大百科事典(旧版)内の人間毒の言及
【換気】より
…しかし,通常の室内では人体の呼吸のみによって有害な濃度になるとは考えられず,不快の直接的原因とは考えにくい。(3)人間毒説 炭酸ガス有毒説はフランスの化学者A.L.ラボアジエが18世紀に唱えたものであったが,19世紀に入ってM.vonペッテンコーファーは,呼吸による炭酸ガスの増加は無害であり,呼気には未知で微量な有害物質があると考えた。これを人間毒と呼び,呼気の炭酸ガス量に比例して発生するという仮説を唱え,炭酸ガス濃度0.07~0.1%を許容値とした。…
※「人間毒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」