《人類家族の血縁と婚姻の諸体系》(読み)じんるいかぞくのけつえんとこういんのしょたいけい

世界大百科事典(旧版)内の《人類家族の血縁と婚姻の諸体系》の言及

【親族名称】より

…親族名称を初めて体系的に研究し,婚姻,技術,経済,政治制度などと関連づけて,壮大な人類文化史の再構成を試みたのはL.H.モーガンである。《人類家族の血縁と婚姻の諸体系》(1871)のなかでモーガンは親族名称を類別的親族名称classificatory kinship term(いくつかの親族的範疇が一つの名称でくくられた形式)と記述的親族名称descriptive kinship term(個々の親族的範疇がそれぞれ固有の名称で指示される形式)に区別し,前者にマレー型親族名称とトラニア・ガノワニア型親族名称を,後者にアーリア・セム型親族名称を分類した。そして親族名称はマレー型からアーリア・セム型の方向へと進化するという。…

※「《人類家族の血縁と婚姻の諸体系》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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