《今井宗久茶湯書抜》(読み)いまいそうきゅうちゃのゆかきぬき

世界大百科事典(旧版)内の《今井宗久茶湯書抜》の言及

【今井宗久】より

…近江国の地侍の子として生まれ,彦右衛門兼員と称していたが,本願寺門徒として堺に入り,納屋宗次の家に寄宿し,武野紹鷗(たけのじようおう)の女婿となる。このころから納屋宗久と称して茶会の往来をはじめたらしく,伝存する茶会記《今井宗久茶湯書抜》は1554年(天文23)から89年(天正17)に至る,83回の茶会記が収められている。それと同時に近江から東海地方にまで商圏をのばし,納屋業(倉庫兼金融業)のほか薬種,火薬,鉄砲などの商売も行って巨富を得た。…

※「《今井宗久茶湯書抜》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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