今田大魯(読み)いまだ たいろ

関連語 吉分大魯

世界大百科事典(旧版)内の今田大魯の言及

【大魯】より

…江戸中期の俳人。姓は今田,名は為虎。のち吉分姓。馬南,蘆陰舎とも号する。徳島藩士だったが致仕,1766年(明和3)ごろ上洛して文誰,さらに蕪村に師事し,蕪村の高弟として活躍,73年(安永2)大坂で宗匠となり中興俳諧諸家と交わる。その後事を起こして兵庫に移り,不遇のうちに没した。激しやすい性格で人にいとわれたが,真率純情で,平明直截な詩情ある句を成した。〈海は帆に埋れて春の夕かな〉(《蘆陰句選》)。【田中 道雄】…

※「今田大魯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android