世界大百科事典(旧版)内の付着卵の言及
【魚類】より
…産卵数は親魚の大きさによっても異なるが,サケ4000,カワヤツメ7万,ニシン8万,コイ50万,ヒラメ50万,マダイ600万,マアナゴ800万などの数字がある。卵は性状から浮性卵,沈性卵(サケ,マス),付着卵の3種に分けられる。浮性卵は1個ずつ分離して水に浮いているもの(イワシ,ソウギョ,アナゴ,アジ,マグロ,ヒラメ)とゼリー状の物質の中に多数の卵が包まれて浮いているもの(アンコウ,イザリウオ)とあり,付着卵には卵の表面に粘着物質をもつもの(ニシン,コイ,フグ),付着膜をもつもの(アユ,ワカサギ),付着糸をもつもの(メダカ,サンマ,トビウオ,ハゼ)などがある。…
※「付着卵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」