仮菱垣(読み)かりひがき

世界大百科事典(旧版)内の仮菱垣の言及

【樽廻船(樽回船)】より

…しかし41年(天保12)の株仲間の解散によって,菱垣廻船の特権が失われたのに乗じて,樽廻船は積荷範囲を拡大し,菱垣廻船を不振に追いこんだ。51年(嘉永4)の株仲間再興以降においても,荒菱垣とか仮菱垣とか称して,樽廻船が積極的に菱垣荷物を請け負うようになり,樽廻船問屋が菱垣廻船問屋をも兼ねて,樽廻船が完全に菱垣廻船を圧倒していった。【柚木 学】。…

※「仮菱垣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」