世界大百科事典(旧版)内の伊勢神楽歌の言及
【神歌】より
…【北川 忠彦】(3)民間の神楽 民間神楽(採物神楽,湯立神楽,獅子神楽など)においても〈神楽歌〉または〈神歌〉その他の名称でうたわれている。伊勢神楽歌として知られるのは,もと伊勢外宮各社の神楽役の人たちが歌っていたもので,御神楽歌や《梁塵秘抄》の歌に次ぐ古いものと思われる。この歌が歌われた神楽は,釜の湯を神に献じて,その湯で人々の魂を清める湯立神楽で,もと外宮各社で行っていた社(やしろ)神楽が霜月の寄合神楽にまとめられたものだと言う。…
※「伊勢神楽歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」