世界大百科事典(旧版)内の伊奈熊蔵の言及
【伊奈忠次】より
…江戸初期の代官頭,地方巧者(じかたこうしや)。通称熊蔵。伊奈忠家の長男として三河国小島城(愛知県西尾市)に生まれ,徳川家康に仕えたが,一時,堺へ出奔し1582年(天正10)に復帰。86年近習となる。89‐90年徳川氏の五ヵ国領国支配において検地・知行・年貢制度の改革に活躍。関東入国後は,武蔵国北足立郡小室(埼玉県北足立郡伊奈町)に陣屋を構え,利根川・荒川の改修,検地・知行割,新田開発,寺社政策など,関東領国の財政基盤の確立に寄与した。…
※「伊奈熊蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」