世界大百科事典(旧版)内の伊東細胞の言及
【クッパー星細胞】より
…以後,肝臓の洞様毛細血管壁において異物をたべこむ細胞をクッパー星細胞というならわしになっている。ところが,1960年代に鈴木清と和気健二郎は,最初にクッパーの発表した細胞は伊東俊夫が見いだした脂肪摂取細胞,すなわち,伊東細胞(内皮と肝細胞の間に位置し,脂肪あるいはビタミンAをとりこみ貯蔵する細胞)にあたることを明らかにした。しかし現在では,肝臓の洞様毛細血管内皮の位置にあり,異物をたべこむ細胞をクッパー星細胞とよんでいる。…
【細網組織】より
…脾臓では大食細胞,リンパ球,種々の血球細胞などが多い。また肝臓のディッセ腔には伊東細胞がみられる。骨髄では各種の段階の造血細胞が多い。…
※「伊東細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」