世界大百科事典(旧版)内の伊豆志袁登売の言及
【春山之霞壮夫】より
…《古事記》中巻末にみえる伝説の登場人物。誰も求婚に成功しなかった伊豆志袁登売(いずしおとめ)神の愛を得ることができるかどうか兄の秋山之下氷壮夫(あきやまのしたひおとこ)と賭けをし,母が藤蔓で作った衣服をつけ弓矢を持って出かけると,衣服も弓矢もすべてが藤の花となり,求愛に成功する。その後,賭けの償い物を払わない兄を母に訴え,母は呪詛(じゆそ)によって兄を懲らしめる。…
※「伊豆志袁登売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」