世界大百科事典(旧版)内の会匪の言及
【会党】より
…会も党も“なかま”の意味で,もとは単に会といったが,清末に孫文ら革命党が合作を働きかけていらい,会党と連用するようになった。権力の側からいえば,反体制秘密結社のメンバーはなべて〈匪〉であるが,〈匪〉は宗教的迷信を結合紐帯とする〈教匪〉と,宗教をもたぬかあるいは主要な要素としない〈会匪〉とに大別され,後者が会党である。前近代には白蓮教などほとんど〈教匪〉一色だったのにたいし,近代に会党が簇出(そうしゆつ)したのは時代の一特色なのである。…
※「会匪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」