世界大百科事典(旧版)内の会話体詩の言及
【コールリジ】より
…前者は楽園の原型イメージをもつフビライの宮殿と庭を詩人が想像力で描いた幻想詩であり,後者は純真無垢なクリスタベルが魔性の女ジェラルディーンに誘惑される堕罪がテーマの未完の怪奇詩である。このほか注目すべきは,W.クーパーの詩風の流れを汲み,日常的な環境設定の中で自然な心の動きをとらえた〈会話体詩〉のくふうである。《菩提樹の木陰にて》(1798),《深夜の霜》(1798)は,このグループに属する詩である。…
※「会話体詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」