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伝統こけし

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

伝統こけし

機械で大量生産する「近代こけし」と異なり、ミズキイタヤカエデなどの木材を職人がろくろカンナで手作りする。江戸時代後期、木地師が東北の温泉地で、湯治客や子ども相手に作ったのが起源とされる。顔や形、模様は産地ごとに様々。青森の津軽系、宮城の鳴子系、山形の蔵王系など11系統に分けられる。値段は30センチ大で4千~2万円程度。1920年代ごろに文豪や旦那衆らの間で「第1次こけしブーム」が、60年代ごろに中高年男性を中心に「第2次こけしブーム」が起きたが、近年は下火だった。

(2013-09-20 朝日新聞 朝刊 福島全県 2地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

世界大百科事典内の伝統こけしの言及

【こけし】より

…このほか第2次大戦後,全国の観光地などで見られる〈新型こけし〉,さらに現代感覚を個性的に表現する〈創作こけし〉がある。伝統こけしには,頭と胴を一体の木で作る〈つくりつけ〉,それらを別々にひいて頭部の穴に胴をはめる〈さし込み〉および〈はめ込み〉(頭が回って音がしたり,ぐらぐらする)の三つの型がある。そして製作技法,描彩,形態の差異などの特徴から〈土湯系〉(はめ込み式),〈弥治郎系〉(さし込み式),〈遠刈田(とおがつた)系〉(さし込み式),〈鳴子系〉(はめ込み式),〈山形・作並(さくなみ)系〉(さし込み式),〈蔵王系〉(さし込み式),〈肘折(ひじおり)系〉(さし込み式),〈木地山系〉(つくりつけ式),〈南部系〉(おしゃぶり式),〈温湯(ぬるゆ)系〉(つくりつけ式)の10系統に分類される。…

※「伝統こけし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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