低位泥炭(読み)ていいでいたん

世界大百科事典(旧版)内の低位泥炭の言及

【泥炭】より

…この段階では地下水位が高く,一般に養分に富んでいるため,ヨシ(アシ),スゲ,マコモ,ハンノキ,ヤチダモなどの植物遺体を主とする泥炭の形成が水面に達するまで続く。この泥炭を低位泥炭または富栄養泥炭という。低位泥炭の表面が水面からわずかに上に達すると地下水位が相対的に低下し養分の供給も少なくなるので,そこに生育する植物の種類が変化し,ワタスゲ,ヌマガヤ,ホロムイソウ,ヤマドリゼンマイ,エゾマツ,ヤチヤナギ,シラカンバなどの植物遺体からなる泥炭が集積するようになり,これを中間泥炭または中栄養泥炭と呼んでいる。…

※「低位泥炭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む