住宅不良化進行地区(読み)じゆうたくふりょうかしんこうちく

世界大百科事典(旧版)内の住宅不良化進行地区の言及

【スラム・クリアランス】より

…第1は住宅問題は戦前のように労働者階層固有の問題ではなくなり,各階層に波及したこと,第2は人口と資本の都市集中が一段と激化するなか,土地利用の混合化,過密化,公害多発などにより問題地区が多様化したことである。したがって政策対応も,スラム的地区(住宅不良化が極限に達した地区)よりもブライトblight的地区(住宅不良化進行地区)に重点を移すとともに,従来の〈クリアランス方式〉に替えて,住民は居住を継続しつつ住宅の改善,立地基盤の修復をはかっていく〈インプルーブメントimprovement方式〉が今日では主流になってきている。日本では1960年,戦前の法律を根本改正した住宅地区改良法が公布され,同和地区の住宅環境の改善などに成果をあげてきたが,この法律は今日の大都市にまんえんしているブライト型の地区の対策に不向きなため,より総合的な居住地改善の法体系の整備が求められている。…

※「住宅不良化進行地区」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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