体液空間(読み)たいえきくうかん

世界大百科事典(旧版)内の体液空間の言及

【水分平衡】より

…しかし,生存に必要な最低の代謝の不要代謝産物の排出に必要な最低限の尿は不可欠であり(これを不可避尿といい,1日400~500ml),この尿の水分と,さらに不感蒸散による呼気および皮膚からの水分放散とは避けることができない。体液は成人では体重の約50~70%を占めるが,体内ではいろいろに区分されて存在している(体液空間という)。大別すると細胞のなかにあるもの(細胞内液)と細胞外にあるもの(細胞外液)に分かれるが,後者はさらに血管中を循環している血漿水分,組織で細胞間の間隙(かんげき)を満たしている細胞間液(組織液),さらにリンパ液,脳脊髄液,眼房水など特定の部位に存在しているものが含まれる。…

※「体液空間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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