世界大百科事典(旧版)内の体表面心電図の言及
【心電図】より
…(2)心表面心電図 WPW症候群における異常伝導路を診断する方法の一つとして,外科的に心臓上面の各個所に電極を付着させ,活動電位のひろがりを地図的に図示させる。(3)体表面心電図 体表面に電極を多数貼布し,そこからの導出電位の時間的経過をコンピューター処理することにより心内興奮伝導様式を図示し,超音波による心エコー図などを併用することにより,心筋梗塞時の伝導や非興奮部の局所の精密な診断に用いる。 なお最近は,心電図の持続的記録を行ったり(ホルター心電計),コンピューターによる心電図解析装置のある大病院へ,電話回線を利用して,僻地の診療所で記録された心電図波形を送ることによって,病気の診断がすばやく,かつ精密にできるようになり,心臓発作による死亡が防げるようになってきた。…
※「体表面心電図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」