何大復(読み)かだいふく

世界大百科事典(旧版)内の何大復の言及

【何景明】より

…中国,明代の詩人。字は仲黙,大復と号した。河南信陽の人。1502年(弘治15)20歳で進士となり,中書舎人,吏部員外郎,陝西提学副使を歴任。李夢陽(りぼうよう)らと〈前七子〉(七子)の一人に数えられ,古文辞を唱導した。1511年(正徳6)ごろ李夢陽の模擬に過ぎる作風を批判し,清新な独創の文学を主張した。〈明月篇〉はそれを示す一例であり,李夢陽の文学における重くるしい感じの用語を排し,蟬聯体をまじえ対句を生かし,今体に近い平仄(ひようそく)の配列を試みて,リズム感のある古詩として新生面を開いた。…

※「何大復」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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