余懐(読み)よかい

世界大百科事典(旧版)内の余懐の言及

【板橋雑記】より

…中国,明末の南京秦淮の名妓の伝記を中心に,当時の社会や時勢を描いた書。明・清興亡の際に南京に寓居していた余懐が,目のあたりに展開された悲劇に感慨を深くし,かつての南京の華麗の日々を追懐して記したもので,宋の孟元老の《東京(とうけい)夢華録》を模し,明朝に限りない思慕を寄せており,単なる香艶花史の類ではない。江戸時代には和刻本も出版されている。…

※「余懐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android