世界大百科事典(旧版)内の価値等式の言及
【資本論】より
… なお,商品の価値表現の萌芽である単純な価値形態からその完成形態である貨幣形態=価格への展開の形については,〈価値形態〉の項を読まれたい。 〈A.単純な価値形態〉では2ヤールのリネン(亜麻布)=1ポンドの茶,という価値等式の,左側の商品リネンはそれの〈価値〉を,他の商品の〈使用価値〉の量で表現しようとする立場(相対的価値形態)にあり,右側の商品,茶はそれの使用価値量でもってこの価値表現の手段とされる立場(等価形態)にある。ここに,金という特定の商品の使用価値の量でもって,すべての商品の価値を価格として表現するメカニズムの最初の萌芽があるとされる。…
※「価値等式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」