俘囚の長(読み)ふしゅうのちょう

世界大百科事典(旧版)内の俘囚の長の言及

【俘囚】より

…彼らには生活厚生のために〈俘囚料〉が定められ,出挙(すいこ)稲による利稲が与えられた。812年(弘仁3)には彼らの中から俘囚(夷俘)の長を,翌年にはその上に専当国司を置いて管理・統制を強化するとともに,他方では口分田を給し計帳を造って,〈調庸の民〉(課役の民)として扱う努力も続けられた。しかしその成果がどうなったか明らかでない。…

※「俘囚の長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」