保路運動(読み)ほろうんどう

世界大百科事典(旧版)内の保路運動の言及

【対華借款】より

…ロシアの東清鉄道,日本の南満州鉄道および福建,イギリスの華中一帯,ドイツの山東半島,フランスの雲南などである。20世紀初頭に利権回収が図られ,民営鉄道が敷設されるが,1911年に盛宣懐が鉄道国有化を進めると,四川,湖南などを中心に保路運動が起こり,辛亥革命の導火線となった。その後,北京政府,南京政府は引き続き鉄道借款によって資金を外国に仰ぎ,それは形を変えた政治借款として増加の一途をたどった。…

※「保路運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」