世界大百科事典(旧版)内の修築事業の言及
【港湾】より
…大型の蒸気船の登場によって港の整備も急を要したが,資金難で思うにまかせず,ほとんどが沖荷役に依存していた。 近代的な港湾の整備は73年以降,東北,北陸振興の一環として宮城県野蒜(のびる)港と福井県三国港(当時は坂井港)を国の修築事業としてとり上げたのに始まる。野蒜港は内務省御雇技師,オランダ人ファン・ドールンの計画・設計のもとに78年着工,背後の都市計画事業とともに第1期工事は81年に完成したが,84年の台風による高波のため東側防波堤が決壊,現在はその面影もない。…
※「修築事業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」