《俱舎論頌》(読み)くしゃろんしょう

世界大百科事典(旧版)内の《俱舎論頌》の言及

【世親】より

…彼は有部の根本聖典《大毘婆沙論》を講義し,毎日その日の講義を詩の形で要約した。その結果,六百偈からなる《俱舎論頌》ができ,さらに彼自らの解説が付された《阿毘達磨俱舎論》ができあがった。後者は有部の立場に立脚しつつ,部分的には〈経量部〉の立場から有部に批判を加えたものなので,カシミールの有部教徒たちは不満を抱いた。…

※「《俱舎論頌》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む