世界大百科事典(旧版)内の俳優術の言及
【演技】より
…俳優が観客のために,身体の動きや言葉や扮装などによって,ある人物を表現すること。俳優術ともいう。演技は,その発生時には,無意識な踊り,物まねにすぎなかったが,演劇の分化,発達につれて独立の表現形式となった。…
【俳優】より
…たとえばサラ・ベルナールなどはその最後の典型にあげられよう。 世紀末から20世紀を迎え,さらに第1次大戦後になると,日本も含めて全世界的に演出の確立,アンサンブルを重んじた舞台づくりが行われるようになり,それと並んで意識的な俳優術の探求,開拓がいよいよ盛んとなっていく。具体的には,19世紀末のマイニンゲン一座やA.アントアーヌの〈自由劇場〉運動,リュニェ・ポーの〈制作座〉の仕事などをはじめとして,20世紀に入ってからは次のような人々の俳優術への寄与が目だつ。…
※「俳優術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」