世界大百科事典(旧版)内の俵谷高七の言及
【自動販売機】より
…このアイデアはその後17世紀に入ってイギリスで復活し,さらに広く欧米に伝播(でんぱ)して,タバコ,切手,書籍,菓子などの自動販売機の考案に生かされた。 日本では1888年に俵谷高七の発明によるタバコ自動販売機が最初で,この機械は10年間の期限付きで特許され,当時東京で開催された内国勧業博覧会に出品され好評を博した。俵谷が考案した中でもっとも有名な自動販売機は,1904年に製作した木製の〈自働郵便切手葉書売下機〉で,切手自動販売機とはがき自動販売機とポストの三つの機能を一体化したユニークな製品であった。…
※「俵谷高七」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」