個体空間(読み)こたいくうかん

世界大百科事典(旧版)内の個体空間の言及

【空間】より

…それらは,〈手のとどく空間〉である触覚空間,〈声のとどく空間〉である聴覚空間,〈視覚のとどく空間〉である視覚空間と,もはやみることのできない視覚外空間である。これらの内,〈手のとどく空間〉である触覚空間は,個人が占有している空間,すなわち個体空間に一致するのではないかと考えられる。先に述べた文化による個体距離のとり方の違いは,個体空間の認識の違いにあるのではなく,個体空間のあつかい方の違いにある。…

※「個体空間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」