《倭をぐな》(読み)やまとおぐな

世界大百科事典(旧版)内の《倭をぐな》の言及

【折口信夫】より

…この山道を行きし人あり〉を含む歌集《海やまのあひだ》(1925)に結実する。《アララギ》と別れた迢空は24年北原白秋,古泉千樫らと《日光》同人になり,さらに鳥船社を結成して活躍を続け,太平洋戦争に養子折口春洋(はるみ)を硫黄島でうしなう悲傷を歌った《倭(やまと)をぐな》(死後出版,1955)まで,旺盛な作歌意欲を示した。句読点をほどこすなど,短歌形成とそれに内在する律動との関係をつきつめ,そればかりでなく長歌や自由律の詩作にも筆を染めて,《古代感愛(かんない)集》(1947,これによって翌年芸術院賞受賞)など3冊の詩集を編んでいる。…

※「《倭をぐな》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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