知恵蔵 「僕だけがいない街」の解説
僕だけがいない街
売れないマンガ家の藤沼悟が、自分の意志とは関係なく時間をさかのぼる特殊な現象(=「リバイバル」と呼んでいる)に巻き込まれるストーリー。29歳になった悟は、母親が殺害されたことをきっかけに、過去に連続誘拐殺人事件の犠牲となった同級生の雛月加代と杉田広美を救うおうとする。29歳の心のままで1988年に戻った10歳の体の悟は、二つの殺人事件の謎を解いていく。ピザ屋でのアルバイトを通じて出会い、後に重要な存在となる片桐愛梨がヒロイン的な役割を担っている。
2016年1月からテレビアニメがフジテレビ系で放映されている。監督は伊藤智彦。主人公である悟は、29歳の時の声を俳優の満島真之介が、10歳の時の声を女優の土屋太鳳が担当する。
また、実写版映画が16年3月19日に公開予定。悟を演じるのは、藤原竜也で、愛梨は有村架純。このほか、及川光博、石田ゆり子などが脇を固める。監督は平川雄一朗。
(若林朋子 ライター/2016年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報