デジタル大辞泉 「サスペンス」の意味・読み・例文・類語 サスペンス(suspense) 《未解決・不安・気がかりの意》小説・ドラマ・映画などで、筋の展開や状況設定などによって、読者や観客に与える不安感や緊張感。また、その小説・ドラマ・映画など。「サスペンスドラマ」[類語]スリル・スリラー・ホラー・ミステリー・推理小説 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「サスペンス」の意味・読み・例文・類語 サスペンス 〘 名詞 〙 ( [英語] suspense 「未解決、不安、気がかり」の意 ) 映画、ドラマ、小説などの物語の展開が、観客や読者に与える不安と緊張感。また、その映画、ドラマ、小説など。〔モダン辞典(1930)〕[初出の実例]「イギリス流のレアリズムに適当にサスペンスを盛った」(出典:合本俘虜記(1952)〈大岡昇平〉労働) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「サスペンス」の意味・わかりやすい解説 サスペンス 〈宙ぶらりん〉を意味する英語。映画・テレビ・小説等の危機のシーンで,観客・読者が感ずる不安感。転じて観客・読者をはらはらさせる劇的要素をもさす。スリラーに不可欠な要素の一つ。→関連項目ヒッチコック 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「サスペンス」の意味・わかりやすい解説 サスペンスさすぺんすsuspense ラテン語suspensus(吊(つ)るすの意)が語源。気がかり、不安な状態をさし、小説、なかでも推理小説、冒険小説、恐怖小説などで、解決の糸口がつかめず読者をはらはらさせる緊張感の効果をいう。演劇、映画でも観客の不安を高め、どんでん返しの結末へと飽きさせずにひきつけていく手法に用いられる。推理小説ではアガサ・クリスティ、映画ではヒッチコックがこの手法に長(た)けていた。[船戸英夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サスペンス」の意味・わかりやすい解説 サスペンスsuspense ストーリーの展開において,この先どうなるのかという不安感・危機感を与えることで,観客・読者の興味をつなごうとする映画・演劇・小説の技巧。推理小説の中で,論理的ななぞ解きを主眼とする本格物に対して,心理的な恐怖感に訴える物をサスペンス小説と呼ぶこともある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報