優越的利益の原理(読み)ゆうえつてきりえきのげんり

世界大百科事典(旧版)内の優越的利益の原理の言及

【犯罪】より

…刑法の重要な機能を法益保護に求める立場は,後者の見解に結びつくことになる。その見解によれば,構成要件に該当する行為が違法でないとされるための基本原理は,法益が衝突する状況で維持した法益の要保護性が侵害した法益の要保護性よりも大きいという意味の優越的利益の原理(たとえば,自己または他人の生命を守るための緊急避難として人の身体を傷害したとき),および,特殊な事情のために侵害した法益の要保護性がなくなるという意味の利益不存在の原理(たとえば,被害者の同意が違法性を阻却するとき)であると解することになる。
[責任]
 構成要件に該当する違法な行為であっても,犯罪が成立するためには,さらに,違法な行為について行為者に〈責任〉があるという判断がなされなければならない。…

※「優越的利益の原理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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