元機(読み)もとはた

世界大百科事典(旧版)内の元機の言及

【足利織物】より

…1874年の統計によれば,桐生を含んだ当時の栃木県の絹織物・絹綿交織物・綿織物の産額は226万円(全国の33%)と高く,桐生が群馬県に移された76年以後も,足利地方は県産額の70%前後を担当して日本有数の織物産地であった。幕末・明治期の当地の織物生産は小規模経営や元機(もとばた)(問屋)が周辺に散在する小農の婦女子に賃織りさせる方法にゆだねられ,この様式は,明治末に水力発電所が創設され大正・昭和初期に力織機が普及した後にも大きく崩れることはなかった。90年代以後に撚糸・染色等の大工場が出現したが,元機のほか,中小の織物工場にも賃機(ちんばた)ないし賃織工場を擁するものがあったからである。…

※「元機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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