世界大百科事典(旧版)内の兄島瀬戸の言及
【父島列島】より
…父島の南西には沈水カルスト地形からなる南島があり,石灰岩の溶食によって形成されたラピエの裸岩や大小のドリーネが見られ,学術的にも貴重である。父島と兄島の間の狭い海峡(兄島瀬戸)は小笠原で最もサンゴ礁の発達した地域であるが,そのほか兄島西岸や父島の海岸線のところどころにも造礁サンゴの現生大群落をみることができる。 第2次大戦前には父島の大村と扇浦には集落があり,標高100~200mの山腹緩斜面にはサトウキビ畑などの農地跡,八瀬川下流の谷床面には水田跡がみられる。…
※「兄島瀬戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」