世界大百科事典(旧版)内の先天性色覚異常の言及
【色覚】より
…異常の程度の判定には,色の名を答えさせるランターン試験もある。色覚の異常としては,先天性色覚異常は色覚の発育不全と考えられており,後天性色覚異常は,網膜や視神経の疾患により錐体の機能が低下した場合にみられる。視覚【久保田 伸枝】。…
【色覚異常】より
…しかし,赤緑色盲と赤緑色弱との境界は,日常生活のうえでは画然としてはいないので,赤緑色覚異常とまとめて呼ぶことがある。この赤緑色覚異常が先天性色覚異常の大部分を占めており,青黄色覚異常はきわめてまれである。赤緑色覚異常には赤色盲と緑色盲が含まれ,ともに赤緑色覚が不完全であり,赤色盲は赤色とその補色の帯青緑色との区別がつかず,緑色盲は緑色とその補色の帯紫赤色との区別がつかない。…
※「先天性色覚異常」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」