先行艤装(読み)せんこうぎそう

世界大百科事典(旧版)内の先行艤装の言及

【造船】より

…ブロック建造法が可能となったのは溶接技術の進歩に負うところが大であり,従来の,船台において部材をリベットで接合していく方法に比べ,地上での作業の割合が多いため,作業の安全性や品質,工作精度,工期の短縮などに利点が多い。また艤装についても,ブロックの建造時に取り付けてしまう先行艤装が積極的に採用されている。
[進水から引渡しまで]
 船体の形ができ上がると船を海に浮かべる進水作業が行われ,このとき命名式と進水式が盛大に行われる(ただし,ドックで建造した場合はドックに注水して船を浮上させるので,本来の進水式はない)。…

※「先行艤装」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」