《光と其諧調》(読み)ひかりとそのかいちょ

世界大百科事典(旧版)内の《光と其諧調》の言及

【写真】より

…芸術という自覚のもとに写真を撮る者があらわれるのは,後の写真を趣味とするアマチュア写真家たちの出現を待たねばならない。すでに明治の後期にそのような動きはあったが,そうした系統の写真家として,1923年に日本で最初の写真芸術論というべき《光と其諧調》を発表した福原信三野島康三中山岩太を代表としてあげることができる。日本のアマチュア写真家も西欧と同様に絵画的主題からの影響はまぬがれなかったが,しかしなじみ深い山水画をはじめとする文化的・風土的背景の影響は,日本の地方色として著しい特徴となっている。…

【福原信三】より

…21年に雑誌《写真芸術》を創刊して,本格的な芸術写真の啓蒙に乗り出す。印画の調子(トーン)を重視する,〈光と其諧調(そのかいちよう)〉論はよく知られている。写真集に《巴里とセーヌ》(1922),《西湖風景》(1931)ほか多数がある。…

※「《光と其諧調》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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