世界大百科事典(旧版)内の光学的伝達関数の言及
【レンズ】より
…そのため個人差や再現性に不確かさがあり,また解像限界よりも粗い明暗構造の物体に対する再現能力を表現していない。この欠点を補うものとして,光学的伝達関数が用いられる。これは横軸に正弦波チャートの空間周波数,縦軸に光電的に測ったその像のコントラストをとったもので,レンズの結像性能を表示する客観的な量であるばかりでなく,多くのプロセスからなる結像系,例えばテレビの場合,撮影用テレビカメラのレンズから受像機でスクリーン面を観察する目の特性にいたるまでを記述したり評価するのに有用である。…
※「光学的伝達関数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」