世界大百科事典(旧版)内の免疫学的妊娠反応の言及
【妊娠診断】より
… そのほか,胎児の付属物である絨毛(じゆうもう)から出るホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン,hCG)を妊婦の尿中に証明することにより妊娠を診断する方法がある。この診断法として,かつてはアシュハイム=ツォンデック反応やフリードマン反応などの生物学的妊娠反応を利用したものも行われたが,これらは時間もかかり,また現在では,妊婦尿中のhCGを免疫学的に測定する簡便な免疫学的妊娠反応によるものが開発されているので,現在ほとんど用いられない。この免疫学的妊娠反応のさらに鋭敏な測定法が開発され,予定月経のころには妊娠の診断ができるようになった。…
※「免疫学的妊娠反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」