世界大百科事典(旧版)内の《兎園策府》の言及
【類書】より
…中国で編纂された書物の一形式。自然界と人間社会のあらゆる領域にわたる事物や現象を既存の書物から抜粋し,いくつかの部類に区分して体系化した書物をいう。その呼称は,宋の欧陽修などが編纂した図書目録《崇文総目》や《新唐書》芸文志が,これらの書物に類書という分類を与えたのに起源し,《四庫全書総目》以降一般に定着した。一種の百科事典ではあるが,編纂者がみずから著述した書物ではない点で,現在の百科事典と根本的に異なるところがあり,資料彙編的性格が強いので,むしろ叢書に近いといえる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」