世界大百科事典(旧版)内の全体戦力構想の言及
【日米安全保障条約】より
… アメリカ側でも,1969年7月発表のニクソン・ドクトリンに基づき,アメリカは同盟国に対する防衛約束を守るが,同盟国の防衛上の自助努力を求める方向を重視した。このためアメリカは,海・空の機動的攻撃力を提供し,同盟国の軍事力と合体して脅威に対処する〈全体戦力(トータル・フォース)構想〉を進めてきた。日本側の提起した作戦協力は,アメリカのこうした戦略構想に対応していた。…
※「全体戦力構想」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」