世界大百科事典(旧版)内の全国産業団体連合会の言及
【経営者団体】より
…一方,第1次大戦による工業発展をバックに1917年日本工業俱楽部(クラブ)が設立されたが,その後,工業,商業,金融を含む日本経済連盟会が設立され(1922),活動の中心はこれに移る。また労働問題を扱う雇主団体として31年全国産業団体連合会が設立された。第2次大戦中は,重要産業団体令により,多数の業種別統制会と重要産業協議会がつくられ,経営者団体の編成替えが行われた。…
【日本経営者団体連盟】より
…その機能から〈財界労務部〉と称され,〈日経連〉の略称で呼ばれることが多い。第2次大戦前,この種の団体としてあった全産連(全国産業団体連合会。〈日本工業俱楽部(クラブ)〉の項目参照)は,1931年政府の労働組合法案反対を契機として結成されたもので,大日本産業報国会の成立に伴い42年解消した。…
【日本工業俱楽部】より
…鉄鋼自給政策,関税改正など経済政策に関する建議活動とならんで,労働問題に積極的に取り組み,浜口雄幸内閣時代の労働組合法案反対運動では先頭に立った。32年に団理事長が暗殺されてのちは,政策建議活動は日本経済連盟会(1922年設立,のち経済団体連合会に吸収)に,労働問題に関する活動は全国産業団体連合会(1931年設立,42年解散)に移して,日本工業俱楽部は財界人の社交機関に変質して,今日に及んでいる。第2次大戦直後は経済団体の戦後再編成を媒介する役割を果たした。…
※「全国産業団体連合会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」