世界大百科事典(旧版)内の全国貸本組合連合会の言及
【貸本屋】より
…50年代中ごろから後半に小資本で手軽に開ける貸本屋は瞬く間に増え,東京で3000軒,全国で3万軒といわれ,最盛期に達した。東京はじめ全国各地に組合が生まれ,57年にはその全国組織(全国貸本組合連合会)も結成されて,おりからの再販売価格維持問題,悪書追放運動,市場新設,共同仕入れなど業界が直面する課題に取り組んだ。しかし,その後高度成長期に入り,テレビ,週刊誌,文庫本の普及など情報,娯楽の多様化のなかで転廃業がつづいた。…
※「全国貸本組合連合会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」