世界大百科事典(旧版)内の全塑性モーメントの言及
【塑性設計法】より
…等分布荷重を漸増すると,まず初めに断面AとCの上下縁の応力がσyに達し,さらに荷重を増やすと図2のbの状態となる。荷重がw3まで達すると断面AとCは完全に塑性化し(図2のc),このとき断面AとCに作用している曲げモーメントをこの断面の全塑性モーメントという。荷重がこれ以上増加しても,断面AとCでは全塑性モーメント以上の曲げモーメントを伝達できないから,これらの位置にあたかもヒンジができたようになり(これを塑性ヒンジという),自由に回転変位が増大する。…
※「全塑性モーメント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」