世界大百科事典(旧版)内の全州和約の言及
【甲午農民戦争】より
…同月末に農民軍が全州を占領すると,政府は清国に援兵を要請,日本も出兵の動きをみせた。そこで農民軍は,両国に武力介入の口実を与えないよう,悪質官吏の処罰や身分の平等などを要求する弊政改革案を条件として全州和約を結び,政府軍と休戦した。このあと各郡ごとに執綱所という自治機関を置いて農民自身の手による弊政改革が推進され,全羅道一円には一種の二重権力的な状況が生まれた。…
※「全州和約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」