八寸名古屋帯(読み)はっすんなごやおび

世界大百科事典(旧版)内の八寸名古屋帯の言及

【帯】より

…胴のまわりに巻いて衣服の前開きを防ぐための服飾品。本来は腰にものを帯びるためのもので,現代の未開社会の裸族たちの間にも腰紐一本だけを体に巻き,これに武器や獲物をぶらさげ,つねに両手の自由を確保しておく風習が残っている。さらに,妊婦の岩田帯や武士の下帯のように,呪術的目的や保温衛生上の目的から帯が用いられることもある。しかし,服飾品としての最大の目的は装飾のためであった。帯の位置によって上半身と下半身のプロポーションが定まるばかりでなく,これに装飾をほどこすことによって服装全体の美的感覚を強調する効果がある。…

【名古屋帯】より

…一重だいこ用の帯で,結んだとき前と後ろに柄のでるおたいこ柄は,名古屋帯特有の柄づけである。帯地には織と染めがあり,九寸名古屋帯と八寸名古屋帯にわかれる。(1)九寸名古屋帯 幅34cm(9寸),長さ3.7m内外で,1.2mほどの共裏をつけ,帯芯をいれる。…

※「八寸名古屋帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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