世界大百科事典(旧版)内の八条宮智忠の言及
【桂離宮】より
…江戸時代初期に八条(桂)宮智仁(としひと)親王,智忠(としただ)親王父子が,所領であった現在の京都市西京区桂御園の地に造営した別荘建築。古書院,中書院,新御殿の3棟の数寄屋(すきや)造の書院,《源氏物語》になぞらえた回遊式の庭園,月波楼,松琴亭,笑意軒などの茶室がほぼ完成されたときの形のまま残る。日本近世の建築文化を代表する作品の一つであり,ドイツの建築家ブルーノ・タウトが簡素で機能的な建築美を絶賛したこともあって,世界的に有名になった。…
※「八条宮智忠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」