《八重霞浪花浜荻》(読み)やえがすみなにわのはまおぎ

世界大百科事典(旧版)内の《八重霞浪花浜荻》の言及

【三世相錦繡文章】より

…配役はお園を2世片岡我当,福島屋清兵衛を市川猿三郎,梶野長庵を関歌助,福清女房おかぢを5世嵐小六,六三郎を2世沢村訥升ほか。1749年(寛延2)3月に大坂南新屋敷福島屋抱え遊女お園と大宝寺町の大工六三郎が心中した事件は,すぐ同月に豊竹座で《八重霞浪花浜荻(やえがすみなにわのはまおぎ)》として劇化上演され,以来さまざまに書き替えられてきたが,本作は奇抜な趣向で新奇さをねらった江戸前の世話浄瑠璃。吉原から深川へ住み替えた遊女お園は,情人の六三郎に尋ねる色紙を入手させるため,悪党の兄長庵を殺し,抱え主の福清夫婦の情で六三郎と駆落ちし,洲崎堤で心中する。…

※「《八重霞浪花浜荻》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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