世界大百科事典（旧版）内の公正としての正義の言及
【ロールズ】より
…ハーバード大学教授。その著《正義論A Theory of Justice》(1971)において，功利主義に取って代わるべき実質的な社会正義原理を〈公正としての正義justice as fairness〉論として体系的に展開し，規範的正義論の復権をもたらした。平等な基本的自由を保障する原理の優先が強調され，最も不利な状況にある人々の利益の最大化のための社会経済的不平等が正当化されるとする〈格差原理〉が提唱されているところに，その正義原理の内容的特徴がみられる。…
※「公正としての正義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」