世界大百科事典(旧版)内の公正資本主義の言及
【コモンズ】より
…彼の制度派経済学が形成されたのもこの時期で,《資本主義の法的基礎》(1924),《制度経済学》(1934),《集団行動の経済学》(1950)が代表的著書である。プラグマティズムと進化論的歴史観に基づき,〈取引transaction〉と〈ゴーイング・コンサーンgoing concern〉の概念を用いて,現代の経済問題の現実的解決に資すべき理論を展開し,20世紀の集団行動の経済学を形成し,集団民主主義により社会改良を促進していく公正資本主義reasonable capitalismを提唱した。【伊藤 文雄】。…
※「公正資本主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」